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エレベーター リニューアル

いつまでも安全・安心・快適に。

20~25年経過した昇降機は、信頼性・安全性・運転効率
など性能が向上した最新機種へのリニューアルを
おすすめいたします。

昇降機をいつまでも安全・安心・快適にご利用いただくために

「エレベーターリニューアル」は、人間にたとえると「心臓」にあたる「巻上機」や、「頭脳」にあたる「制御盤」など、主要機器を最新型に交換することによって、エレベーターの若返りを図り、より長く安心して快適にお使いいただけるようになります。

【背景】
当社が1991年~2002年の間に納入した昇降機の保守部品には、既に供給困難となるものが生じており、
当社のホームページにも保守部品の供給期限を2020年末としてご案内しております。
特に主要部品である制御盤や巻上機等の故障・損傷の場合、故障復旧ができないケースも出てきます。

1. エレベーターには寿命があり、リニューアルの目安は20年~25年

定期的なメンテナンスでは、性能の維持、故障の低減を目的として、走行時間に対応した点検、調整、部品の交換や修理を行ってまいりました。しかし、他の建築設備同様にエレベーターにも寿命があります。主要装置の寿命、保守部品の安定供給などから、エレベーターにおいては20年~25年にリニューアルすることをおすすめします。

2. 社会のニーズに応えた安全・安心を提供

2005年7月の震度5強を観測した「千葉県北西部地震」や2011年3月の震度7を観測した「東日本大震災」での昇降機の被害事例を受け、地震を感知し利用者を最寄り階に避難させるシステム、地震時に停電になった場合でも電源を供給できる予備電源の設置が義務化されました。また、耐震基準もさらに強化されました。

安全性の向上
(防災対策で安全性がUP)

  求められる
安全基準など
効果
1 初期微動(P波)感知
地震時管制運転
地震発生時、強く揺れる主要動(S波)が来る前の初期微動(P波)を感知し、最寄り階で自動停止。戸を開き、利用者の避難を誘導します。
2 停電時自動着床装置 停電を検知した場合に動力電源をバッテリーに切り替え、自動的にエレベーター最寄り階まで運行して閉じ込めを防ぎます。
3 戸開走行保護装置 万が一、エレベーターの戸が開いた状態で動き出した場合に、すばやく検知し、エレベーターのかご戸が開いた状態で動かないようにする安全装置です。
4 耐震強化
(オプション)
昇降機の地震発生時における耐震強度を向上させ、現在の法律にあわせ、地震による被害を低減させます。

3. 品質・利便性が大幅改善され、省エネ効果が期待される

製品の信頼性を向上させ、長時間停止を軽減します。

主要機器等を無接点化、エレクトロニクス化された新製品に交換し、信頼性を向上させ、長時間停止を大幅に軽減します。さらに、かご内直話・遠隔故障監視機能を備えた24時間監視システムを導入することが可能になります。

利便性の向上

着床精度が向上します。
積載量の影響を受けることなく床の停止位置が安定し、フォークリフトや台車を使用した荷物の出し入れ作業がスムーズになります。

操作性、視認性の向上

操作ボタンや表示が大きくなり、見やすく、わかりやすくなります。

乗り場インジケーター
かご内操作盤

省エネルギー性の向上

最新の設備・部品は、開発段階から省エネに配慮した設計です。最新の制御方式・高効率巻上機を採用しています。
さらに、天井照明をLED化したことにより大きな省エネルギー効果を発揮します。

  • 機器の無接点化、エレクトロニクス化による高性能・高機能化で故障を低減します。
  • インバーター制御によるエネルギー効率の改善等で約30%の省エネ化(節電)が図れます。

4. リニューアルメニュー

エレベーターの使用状況などに合わせて、下記、リニューアルメニューに【5.オプションメニュー】を追加することができます。
工事期間は、オプションメニューごとに分割することも可能です。なお、分割して工事を行った場合は、連続で行うよりもトータル日数は長くなります。
また、メニューM0,M1の場合は、確認申請・関係法令等について特定行政庁、指定確認検査機関にご相談ください。

部位 機器














M0 M1 M2
機械室 制御盤(マイコン化)
電動機・巻上機(二重ブレーキ)・調速機
巻上機受台
地震感知器【S波・P波( ピット内) 】
停電時自動着床装置(予備電源装置)
絶縁トランス
昇降路 ガイドレール(かご&つり合いおもり用)
つり合いおもり
ピット 主ロープ・移動ケーブル・調速機ロープ
緩衝器
かご インジケーター、操作盤
側板(左右・背面)・敷居
器具ボックス
天井照明(新製時はLED化)
ドア開閉装置( ドアモーター、開閉装置、戸)
かご枠
乗り場 押しボタン、インジケーター
インジケーターBOX
乗り場戸
三方枠・敷居
  • 凡例○:新製
    △:流用(既設エレベーターの仕様により、変更となる場合があります。)
    □:流用(納入機種や耐震強化などの付加仕様により、変更となる場合があります。)

リニューアル機器(一例)

リニューアル後のイメージ

制御盤
かご内操作盤
ホールボタン

5.もっと安全と安心、快適なオプションメニュー

オプションメニュー
緊急地震速報利用地震時管制運転 気象庁緊急地震速報を受信して地震時管制運転行います。
(受信装置は別途工事 )
火災管制運転 火災が発生したとき、エレベーターを自動的に避難階に呼び戻し待機します。
かご内防犯カメラ かご内に防犯カメラを設け、24時間録画します。
かご内直話・遠隔故障監視システム 【インターホン直話機能】
万が一、エレベーターが故障し、利用者が閉じ込められた際は、インターホンで管制センターの技術者と直接通話ができます。
【遠隔故障監視】
万が一の異常発生時には管制センターが電話回線を通じてすばやくキャッチし、最寄りのサービス拠点から技術者を出動させ、対応します。
マルチビームドアセンサー or 光電管
(上開き戸は除く)
閉じてきたドアに挟まれることを防止します。
センサーを遮っている間は戸が閉まらない状態が続きます。
耐震強化
(09耐震or14耐震)
地震発生時における耐震強度を向上させ、早期復旧と利用者の安全を確保し早期救出を可能とします。
【昇降機耐震設計・施工指針2014年版】
  • 耐震強化(M2:制御リニューアル時オプション)
    エレベーターの耐震設計は過去の大地震の被害を教訓として法律の見直し・改定がされています。
    既存エレベーターを耐震強化することにより、地震発生時における耐震強度を向上させ、早期復旧と利用者の安全を確保し早期救出を可能とします。
    09耐震は、昇降機耐震設計・施工指針2009年版、14耐震は、同2014年版を示します。建物の状況、構造により一部の耐震項目に対応できない場合があります。詳しくは、技術員にお問い合わせください。
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